TOEFLスピーキング(speaking)は、私がTOEFL試験を準備する過程で最も難しく、また最も点数が低かった領域でした。 実際にTOEFL側が2020年に発表した公式データによると、アジア圏の言語を母国語としている受験生の場合、スピーキングとライティング領域の点数が最も低いです。
このブログでは、TOEFLスピーキングを一人で勉強するにあたって役に立つ方法を紹介したいと思います。 これらの方法はインターネットや教材で見つけた方法論と、私の個人的な経験をもとに作成しました。
TOEFL教材の購入
TOEFLライティングの独学方法と同様に、TOEFLスピーキングテーマとそのテーマに対する模範解答を提示する教材を利用することをお勧めします。 模範解答をスクリプトと一緒に音声ファイルで提供する教材を選択することをお勧めします。 ほとんどのTOEFLスピーキング教材が、mp3ファイルをダウンロードできるウェブサイトを同時に案内しているため、教材選択においてあまり多くの努力と時間を使う必要はないと思います。
診断テスト
TOEFLライティングと同様に、最初は診断テストからです。 実際の試験と最も似ている環境を仮定し、英語で話しながら、録音もしてみます。統合型と独立型の両方とも実戦と類似しています。 準備時間や話す時間も、実際のテストと同じように時間を計ってチャレンジーすることが重要です。 録音が終わった後に、録音された音声に対する評価もしてみます。 評価をもっと正確にするためには、音声をClovaNoteで書き取ったり、音声を聞いた後直接書き取ったりして、その内容をもとに評価した方がいいです。 もし書き取ることが大変なら、高い点数を取るのは難しいと考えていいでしょう。
- スピーキングの主な内容や主張が、教材の模範解答と似ているか確認します。
- 詳細内容を模範解答と比べてみます。特に模範解答にどういった根拠と例示を挙げたか、そしていくつの根拠と例を含めたかを確認した後、録音した回答内容にも似たような個数の根拠と例を提示したのかを確認します。そして録音した回答に使用された表現と語彙が豊富で適切したかを確認します。
- 発音を確認します。発音は、内容を書き取る際にある程度の評価が可能です。自分で聞いて書き取ることにあまり無理がなければ、発音が悪くないということです。
- 文法はどのぐらい正確かを確認します。文法に自信があれば、直接確認してみるのもいいですが、そうでなければ英語文法チェッカーを利用してもいいです。英語の文法チェッカーからほとんどの内容に校正を提案されたら、文法が正しくない可能性が非常に高いです。これらの用途に最適な英語文法チェッカーとして、Engramをお勧めします。
上記の診断テストで、4つのすべての項目が充足している場合は、TOEFL模擬試験にチャレンジーしてTOEFLスピーキング点数を確認したり、もしくはまっすぐTOEFL本試験を受けてもいいでしょう。そうでなければ、次のステップを通じてTOEFLスピーキング能力をもっと向上することをお勧めします。
自分だけのスクリプトを作る
診断テストで自分に不足しているところが見えてきたら、その部分を補完する練習を繰り返して、改善を目指すことが重要です。 改善に向けての第一歩は、自分だけのスクリプトを作ることです。
診断テストで利用したようなトピックについて、時間の制約なしでスクリプトを作成してみます。 この過程では、活用できるすべてのツールを使います。 インターネットの機会翻訳を利用したり、グーグルやヤフーで検索したり、YouTubeの関連記事で良い文句があったら、その文句も自分の答案に活用してもいいです。教材の模範解答からも、良い文章、表現、語彙を自分の模範解答に適用します。ほぼ完成と思ったら、「Engram」を使って文法チェックをしてみるのもいい方法です。英語が上手な知り合いがいたら、フィードバックを受ける方法もあるでしょう。 何度も読んで修正を繰り返し、教材の模範解答と近い水準のスクリプトを作成するために頑張るのです。
作成した自分だけのスクリプトを読む
TOEFLライティングとは違って、TOEFLスピーキング試験は発音も重要な評価要素です。 したがって、発音の練習も必要です。発音と話す速度を意識しながらスクリプト通りに読む練習をします。 練習する際は、模範解答の音声ファイルとテキスト音声変換プログラムを活用してみます。 ある程度、発音と話す速度が模範解答と類似した水準に至ることができたら録音もしてみます。 録音した音声に対しても、発音と話す速度が自然になるまで練習を繰り返します。
同じテーマについて再度スピーチの練習する
TOEFLスピーキングは、自分で用意したノートを利用し制限時間内にスピーチする試験です。 したがって、自分だけのスクリプトを素早く構成して話す練習が必要です。診断テストで使ったテーマについて、もう一度試験と同じ環境の中でノートテーキングをしたり、回答を録音してみたりします。 この際、スクリプトを全部覚えて話すよりは、スクリプトで重要なところをノートテーキングし、これを拡張してスピーチすることが重要です。
録音が終わった後には、その内容を聞きながら、自分だけの模範解答と比較してみます。もし模範解答に比べてあまりにも違うもので、発音が聞き取れないくらいなら、改善されるまで模範解答のようにスピーチする練習を繰り返します。
別のテーマに拡張
今回は教材から新しいテーマを選択し、そのテーマについて上記に手順のように診断テストから同じテーマについて再度スピーチの練習をしてみましょう。
3つから5つのテーマに対して、この過程を繰り返し同じテーマについて再度練習することで模範解答と似ている回答をスピーチすることがより容易になり、さらに診断テストでも一気に模範解答レベルの回答が可能になると思います。
TOEFL模擬試験
新しいテーマについて診断テストに挑んだ際、一気に自分で満足のいく返答を話せる水準になったら、TOEFL模擬試験を少なくとも1回以上受けてから、TOEFL試験にチャレンジーすることをお勧めします。
TOEFL試験を主管するETSは、かなり以前からAIを利用しソフトウェアが受験生のスピーキングを採点する技術を開発してきました。その結果、 SpeechRater™というエンジンを開発し、TOEFLスピーキングの採点に活用しています。これにより人の介入なしに低コストで、24時間以内に採点し結果を通報するのが公式TOEFL模擬試験の特徴です。TOEFL模擬試験は、ライティング領域だけでなく、他の領域に対するテストと採点結果を提供します。 私の場合、TOEFL模擬試験の点数と実際の試験の点数差が5点に至らず、特にライティング領域では1~2点の差があったと記憶しています。
最後に
TOEFLスピーキング能力の向上は、簡単なことではありません。 単純に要領を覚え、テンプレートを暗記して点数を上げることには限界があります。 容易なことではないですが、練習を繰り返して少しずつ英語スピーチ能力を向上してこそ、目標達成できるでしょう 。
その過程でこのブログ記事と英文チェッカーEngramが役に立つと思います。
Engramは以下のリンクから利用できます。
参考資料: