「ラン·オン·センテンス」をそのまま解釈すると、「続く文章」、漢字では「無終止文」と書かれ、「終結していない文章」という意味です。つまり、2つ以上の独立した節(independent clauses)の間に文章符号または、接続詞が付かずに続けて並んでいる文章を言います。この場合、文章の間違った解釈だけではなく、文法的にも正しくありません。
「ラン·オン·センテンス」の誤りは、英語を母国語としていない非ネイティブによく見られます。ただし、ネイティブもたまに間違えるミスでもあります。
つまり、些細な事に見えますが、正しい英作文のためには気を配らないといけない要素の1つです。 次の例を見てみましょう。
Example 1: My hair was wet I dried it with a towel then I dried it with a hair dryer.
→ My hair was wet. I dried it with a towel. I dried it with a hair dryer.
→ My hair was wet, so I dried it with a towel. Then, I dried it with a hair dryer.
上記の文章を正しく校正するためには、2つの方法があります。まず、文章を3つの部分に分けて独立した3つの文章として表現する方法です。2つ目は、前の2つの文章の間にカンマを挿入して、1つの文章に結び、最後の文章を接続詞につなげる方法です。しかし、2つ目の方法は、文章が長すぎて多少複雑に見えるのでお勧めできません。
今回は、カンマを間違って使って(Comma Splices)、文章を区分して例を見てみましょう。これは非ネイティブの人によく見られる間違いです。
Example 2: The store was full of children, they were so loud that my ears started hurting.
→ The store was full of children. They were so loud that my ears started hurting.
カンマを使って文章を区分する場合は、2つの独立した節が完成される必要があります。すでに文章内に意味がはっきり分かれていたり、従属節としてついてくる文章は、カンマを入力する必要がありません。
実際、カンマを間違って入れて文章を分けた場合が、「ラン·オン·センテンス」より頻繁に起きるミスです。なぜなら、カンマを打つと文法的に間違っているにもかかわらず、正確に文章を分けたような勘違いしやすいからです。
もし、文章内にの2つの節が独立した文章として表現できる場合、接続詞(and, or, but etc.)を入れるか、カンマ、セミコロン(semicolon)などの適切な句読点を使って文章を分けて表現します。
次の多数の例示とともに、AIベースの自動英語文法チェッカー「Engram」を活用して文章を正しく分ける方法を学んでみましょう。
I turned in the survey yesterday in person I didn’t know I could do it online.
→ I turned in the survey yesterday in person; I didn’t know I could do it online.
That batch of semiconductors were defective, all of them had to be recalled.
→ That batch of semiconductors were defective, so all of them had to be recalled.
The feline protected her kits with her life She wouldn’t let anything harm them.
→ The feline protected her kits with her life. She wouldn’t let anything harm them.
Zac stayed up all night to finish the research paper now he’s falling asleep in class.
→ Zac stayed up all night to finish the research paper. Now he’s falling asleep in class.
参考資料: