英語が母国語ではない非ネイティブは、英語の単数と複数を難しく思う傾向があります。日本語のように単数と複数に対する区分が明確ではない言語を母国語としている場合、単数・複数の区分はもっと難しくなります。しかも英語の 単数と複数は単純に「-sまたは、-esを付ける」といったルールがありますが、その例外もかなりあるため簡単ではありません。また、不可算名詞の場合は、無条件に単数として扱われないため、もっと複雑となります。

以下は、その例です。

  • I have a lot of stuffs in my room. → I have a lot of stuff in my room.

上記でstuffは不可算名詞です。何らかの集合を意味するstuffとluggageは不可算名詞です。したがって、「-s」または「-es」を単語の最後に付けてはいけません。

以下は、不可算名詞の例です。

  • 気体 (air, smoke, oxygen, hydrogen)
  • 液体 (water, gasoline, milk, juice)
  • 小さい物や細い物 (salt, sugar, pepper, rice, hair, flour, sand)
  • 抽象的なアイデア (happiness, anger, love, hate, progress, courage, knowledge, advice)
  • 物体の集合 (transportation, money, currency, furniture, clothing)

不可算名詞を特定の単位で測定する場合には、その単位に「-s」または「-es」を付けて量を表現することができます。

  • The scuba diver wore two tanks of oxygen on his back.
  • I drank eight cups of water today.
  • Mom puts in four pinches of salt into her specialty soup.
  • My manager gave me some pieces of advice for when presenting at meetings.
  • John ironed the two pieces of clothing that he just bought.

また、特定の単語は、加算名詞と不可算名詞の両方として扱われる場合があります。例えば、lightとtimeは、文脈によって加算名詞、もしくは不可算名詞と扱われます。

  • Light spilled into the room through the window.

上記のように光を意味する場合は、不可算名詞です。太陽の光を数えることはできないからです。

  • Mom bought many different types of lights for our living room.

上記の例示のように照明灯という意味で使われた場合は、可算名詞です。

  • The CEO does not have a lot of spare time.

上記の例は、CEOが忙しくて余裕の時間が足りないと表現しています。文脈上、時間を数えることができないため、timeは不可算名詞として使われました。

  • Jill went to the zoo seven times this year.

上記の例では、timeが回数を意味するため、加算名詞として使われました。

このように加算と不可算を区分して名詞を正しく使うことは簡単ではありません。紛らしくなったら、英語文法チェッカー「Engram」でチェックすることをお勧めします。

無料英文チェッカー / 英語校正 - Engram
Engramの無料英文チェッカーと英文校正ツールを使用して、翻訳機の物足りない結果を校正・添削してみましょう。 文法、正書法の誤りとあいまいな英語表現をAIが自然に校正します。

参考資料:

Countable and uncountable
Another part of grammar that gives non-native speakers trouble is countable and uncountable nouns. English would be straightforward if every noun could be pluralized by simply adding an -s or -es at the end, but unfortunately, English is not that simple.